******** 第26回「宇宙ニュートリノ」研究会********

日時:2013年 3月 15日(金)  午前  10:30から
場所:東京大学宇宙線研究所6階 大セミナー室



今回の宇宙ニュートリノ研究会は2012年に大きな進展のあった13-角と 高エネルギー宇宙ニュートリノ、そして今後の発展の方向をテーマに開催します。 2012年にはT2K実験と原子炉ニュートリノ振動実験から有限の13-角の測定 が報告されました。

それと共に2012年にはIceCubeでPeVのエネルギー領域の ニュートリノが2例報告され、いよいよ高エネルギー宇宙ニュートリノ の観測の時代が始まることを予感させます。

そこで今回の研究会では13-角の測定を受けて、今後の実験の 発展の方向性、特に質量階層性について議論していきたいと思います。 一方、高エネルギー宇宙ニュートリノについては、IceCubeでの 超高エネルギー宇宙ニュートリノの解析の現状と今後の発展の方向性に ついて議論していきたいと思います。

まず、千葉大の石原さんにIceCubeでの超高エネルギー宇宙ニュートリノの 解析の現状と今後の研究の展望をお話いただき、引き続いて東工大の浅野さんから 理論の立場で今後の展望をお話いただきます。

引き続いて、原子炉ニュートリノ振動実験として韓国で進行中のRENO実験 の現状と将来の質量階層性決定の可能性についてChonnam National Univ.の K.K. Jooさんに話していただきます。これらを受けて、理論の立場から 韓国KIAS&KNRCの高江洲さんに質量階層性決定について話していただきます。 そして、宇宙線研の奥村さんに大気ニュートリノを用いた質量決定の 可能性についてお話いただきます。

また、今回の公募のトークの受付は締め切りました。


以下にプログラムを記載します。


プログラム:

10:30 - 10:35 はじめに
世話人
10:35 - 11:20 Beyond first observation of PeV-energy neutrinos with IceCube [PDF]
石原安野 (千葉大)
11:20 - 12:05 高エネルギー宇宙ニュートリノ:突発天体起源の可能性について [PDF]
浅野勝晃(東工大)
昼休み
13:00 - 13:45 RENO & RENO-50 [PDF]
K.K. Joo (Chonnam National Univ.)
13:45 - 14:30 Determination of mass hierarchy with medium baseline reactor neutrino experiments [PDF]
高江洲義太郎 (KIAS & KNRC)
14:30 - 15:15 大気ニュートリノでの質量階層性決定の可能性 [PDF]
奥村公宏 (ICRR)
休憩
15:40 - 16:10 Singlet portal extensions of the standard seesaw model with unbroken U(1) dark gauge symmetry [PDF]
Pyungwon Ko (KIAS)
16:10 - 16:35 第1,2世代ニュートリノの質量縮退から探る世代構造の謎 [PDF]
荒木 威 (京都産業大益川塾)
16:35 - 17:00 Future Sensitivity of the T2K Experiment [PDF]
Megan Friend (KEK)



旅費補助、交通、他:

(年度末につき、旅費の申請の受付は終了しました。)


   
宇宙ニュートリノ研究会世話人一同:
宇宙線研 梶田隆章、奥村公宏
PUC-Rio 南方久和
新潟大 谷本盛光