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            第19回「宇宙ニュートリノ」研究会

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日時:2006年 7月 6日(木)  午前10:30時から
場所:東京大学宇宙線研究所6階 大セミナー室





今回は「WMAP3年の結果とニュートリノ2006国際会議での新しいデータ」 をテーマとして研究会を行います。

最初の1年のデータで非常にきれいな宇宙背景輻射のデータを 出し、その後のデータのリリースが期待されていたWMAPの新しい データがこの3月に公表されました。今回のデータでは、今までの 測定に加えて3K光子のpolarizationが報告されています。 このデータの解説とそれの意味することを、非専門家向けに 宇宙線研究所の市川さんに話していただきます。

また、2年に一度開催されるニュートリノ国際会議が6月にアメリカの Santa Fe で開催されました。今回は3月に既に発表されたMINOSの結果 が更に新しくなり、また長く待たれていたMini-BooNEの振動解析の結果は 現状報告にとどまりました。 今回はMINOS実験に参加されているIndiana 大学の石塚さんにMINOSの結果を 主にまとめていただき、MiniBooNEの報告も簡単にまとめて いただこうと思います。

これ以外に、太陽ニュートリノ、原子炉ニュートリノ、大気ニュートリノ、 加速器ニュートリノ実験について、三井さん、樋口さん、中平さんに まとめて話してもらうようにお願いしました。

なお、公募の講演に関しては、下記の通り既に時間いっぱいまで講演が 入ってしまいましたので、公募を締め切らせていただきました。


プログラム:

10:30-11:50 WMAP3年のデータとその意義 [PDF] (4.6 Mbyte)
市川和秀(ICRR)
昼食
13:00-13:40 カムランドと太陽ニュートリノ [PDF] (8.8Mbyte)
三井唯夫(東北大)
13:40-14:10 大気ニュートリノ [PDF] (2.2Mbyte)
樋口 格(ICRR)
休憩
14:40-15:40 MINOSの結果とMiniBooNE [PDF] (2.2Mbyte)
石塚正基(Indiana)
15:40-16:20 K2K,T2K及び将来のニュートリノ振動実験 [PDF] (7.2Mbyte)
中平 武(KEK)
休憩
16:40-17:00 Possible constraints on new physics from matter effects on neutrino oscillation [PDF] (1.2Mbyte)
竹内建(Verginia Tech.)
17:00-17:20 K2Kにおける電子ニュートリノ出現の探索 [PDF] (2.8Mbyte)
山本真平(京都)
17:20-17:40 SciBooNE実験 [PDF] (1.8Mbyte)
平出克樹(京都)



旅費補助、交通、他:
    
研究会世話人:
ICRR宇宙ニュートリノセンター梶田隆章
首都大南方久和
新潟大谷本盛光