日時:2005年6月29日(水)午前10時ー
場所:東京大学宇宙線研究所6階 大セミナー室
「宇宙ニュートリノ」研究会では、5年前(2000年9月)に
超新星ニュートリノをテーマに第3回研究会を開催しましたが、
その後、この研究分野で様々の新しい進展がありました。
このような状況から今回は再び
「超新星ニュートリノ」
をテーマとして取り上げ、最近の展開についての認識を新たにする
とともに、議論を深めることにしました。
今回は特に磁場や回転などを考慮した爆発シミュレーションの進展
について早稲田大学の固武慶さん、
超新星ニュートリノ測定の新しいアイデアについてUC Irvine の Mark Vagins 氏、
過去の超新星爆発ニュートリノなどの理論的な点について東大の
安藤真一郎さんに話していただきます。
それと共に、今回は
「世代(フレーバー)」
をとりあげます。その理論的背景を深く理解することを目指し、
クォーク・レプトンのフレーバー構造に理論からアプローチする
ことにしました。
なぜレプトンのフレーバー混合は大きく、クォークのそれは小さい
のかという問いに対して理論はどのような回答を用意しているかを
徳島大学の波場直之氏に話していただきます。さらに
フレーバーの離散対称性に基づくクォーク・レプトンのフレーバー構造
について金沢大学の久保治輔氏、
ストリングモデルにおけるフレーバー構造について京都大学の小林達夫氏
にトークをお願いしました。
なお、もし今回の研究会のテーマに関連して是非報告したいという
申し出があれば、受付けますので、世話人まで御連絡下さい。
プログラム
午前 10:00-10:50 Why lepton (quark) sector has large (small) flavor mixings? [PDF] (0.7 Mbyte)
波場直之(徳島大)
10:50-11:40 Dihedral Flavor Symmetry and Mixing of Fermions [PDF] (3.6 Mbyte)
久保治輔(金沢大)
<< Coffee >>
12:00-12:50 Flavor structure in string models [PDF] (0.4 Mbyte)
小林達夫(京都大)
昼食
午後 14:00-14:50 自転、磁場を考慮した超新星爆発のシナリオ [PDF] (4.8 Mbyte)
固武 慶(早稲田)
14:50-15:40 Neutrino Probes of Extragalactic Supernovae [PDF] (2.0 Mbyte)
安藤真一郎(東大)
<< Coffee >>
16:00-16:50 GADZOOKS! [PDF] (5.0 Mbyte)
Mark Vagins (UCI)
16:50 - contributed talks
なお、プログラムは宇宙ニュートリノセンターホームページ
http://www-rccn.icrr.u-tokyo.ac.jp/index.html
上でアップデートしていきますので、最新のプログラムは上記を御覧下さい。
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旅費補助、交通、他:
○ 参加費用: 無料
○ 宇宙線研究所への交通・宿泊等について:
宇宙線研究所への交通は
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/traffic/index.html
○ 宿泊/旅費補助について:
今回の研究会について、旅費希望者の方については、宇宙線研究所の
研究員等旅費から支給します(院生でも可)。
旅費補助および東大柏キャンパスの共同利用宿舎での宿泊が必要な方は、
宇宙ニュートリノセンター秘書福田蓉子さんまで申し込んで下さい。
申し込み先; yoko@icrr.u-tokyo.ac.jp
お申込みの際、以下の項目についてお書き下さい。
*旅費希望の有無:
*旅費希望の場合、
氏 名:
所属機関:
最寄り駅:
身 分:
旅行日程:
東大での銀行口座登録の有無:
*共同利用宿舎宿泊希望の有無:
(有の場合、申込用紙をemailにて添付ファイルでお送りします)
なお、宇宙線研究所共同利用旅費には限りがあるため、
自分で旅費をお持ちの方は、なるべくそれをご使用下さい。
研究会世話人:
ICRR宇宙ニュートリノセンター 梶田隆章
首都大 南方久和
新潟大 谷本盛光
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