******** 第24回「宇宙ニュートリノ」研究会******** 日時:2011年 3月 9日(水) 午前 10:30から
場所:東京大学宇宙線研究所6階 大セミナー室
今回研究会の主題は高エネルギー宇宙ニュートリノです。
南極で建設中であったIceCubeの建設が当初計画されていた部分に
ついて昨年末に完了し、いよいよ高エネルギー宇宙ニュートリノの
探索が本格化します。この機会にこのテーマについて、
研究会を開催し、研究の現状と、今後の研究の方向などについて
議論していきたいと思います。
今回の研究会では、まず千葉大の吉田滋さんにIceCubeの現状と
関連する観測研究(ダークマターのIndirect search なども含む)
の現状を概観していただきます。引き続いて、高エネルギー宇宙
ニュートリノに関する理論的な研究の現状について京都大の
長滝重博さんにまとめていただきます。
その後、最高エネルギー宇宙線のGZKカットオフが基本的に
確立した現状を受けて、特にGZK機構で予想されるGZKニュートリノ
関連の超高エネルギー宇宙ニュートリノ探索の現状について、
まず、東海大の河内さんにIceCubeでの測定器キャリブレーションの
話をしてもらい、その後千葉大の石原安野さんにIceCubeのでの
研究の現状、続いて甲南大の山本常夏さんにAuger実験での探索
結果について話していただきます。
休憩後、現在世界中で研究の進むTeVガンマ線の研究からどの程度
ハドロン加速が理解されたかについて京都大学の井上さんに話して
いただきます。その後、宇宙線研の多米田さんにTAでの高エネルギー
宇宙ニュートリノ観測の可能性、千葉大の間瀬圭一さんにIceCubeにおける
超高エネルギーニュートリノ探索のための拡張計画を紹介して
いただきます。最後に埼玉大の井上さんにJEM-EUSOでの
高エネルギー宇宙ニュートリノ観測の可能性について話していただきます。
以下にプログラムを記載します。
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研究会世話人: | |
ICRR宇宙ニュートリノセンター | 梶田隆章 |
首都大 | 南方久和 |
新潟大 | 谷本盛光 |